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蟻通神社(ありとおしじんじゃ)

           
                   
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ご祭神(寺の場合は宗派):大国主命・蟻通明神

平安時代より泉佐野市長滝に鎮座する神社。元は熊野街道(紀州街道)沿いに位置していたが、第二次世界大戦下の1942 年、飛行場建設のため氏子たちの手で現在の地に移築され社殿の配置も復元。舞殿は初代岸和田藩主岡部宣勝が 1660 年頃に建立したとされ、2014 年からは毎年「ありとほし薪能」が催される。


平安時代に紀貫之が詠んだ歌を元に清少納言が記した智恵と孝行の物語「蟻通伝説」が伝わり、室町時代に世阿弥が謡曲「蟻通」として創作し後世に継承されている。境内には紀貫之ゆかりの池や碑も存在する。江戸時代から木戸家が宮司を務る。


<基本情報>

蟻通神社

アリトオシジンジャ

予約電話:072-465-0897/FAX:072-468-8343
TEL072-465-0897
住所泉佐野市長滝 814
アクセスJR 阪和線長滝駅より徒歩約 11 分。
泉佐野観光周遊バス「蟻通神社前」バス停すぐ
駐車場専用無料駐車場あり(約20台)
参拝時間境内参拝自由
拝観料無料
主なご利益国土開発、五穀豊穣、雨乞い、縁結び、病気平癒、交通安全、商売繁盛、学問、学業成就、親孝行、長寿、和歌、文芸、健脚、足に関する病、旅行安全、交通安全
お支払情報
※表記料金は税金を含みます。

※最新の情報と異なる場合がございますので、
 事前にご確認の上ご利用ください。

公式サイト:https://www.aritooshi.org/index.cgi

SNS:

< 詳細情報(席・設備) >

唐土(もろこし)からの難題に対し、老父の知恵で蟻に糸を結び、出口に蜜を塗って七曲りの玉に糸を通し国を守ったという蟻通伝説。
平安時代の歌人、紀貫之の故事伝承や紀貫之から 100 年ほど後に生まれた清少納言の「枕草子」に「社は」の段に「蟻通の明神、貫之が・・・」とつづられている。この伝承を基に、室町時代に能楽を大成した世阿弥が作った神社ゆかりの謡曲「蟻通」があり、町おこしの一環として 2014 年移転後 70 周年記念公演として「ありとほし薪能」が始まった。
観世流シテ方能楽師 山中雅志さんを迎え、神社舞殿を能舞台として、毎年、幻想的な薪能が行われている。
現在は、地域の小中学生を対象に稽古や発表も行われ継承活動もされている。
神社名は「ありとおし」、世阿弥の能楽演目は「ありどおし」と読むが、紀貫之の故事記には「ありとほし」とあり、薪能のタイトルは「ありとほし薪能」としている。2024 年に舞殿の床はクラウドファンディングにより新調された。(土足厳禁)
ご祭神は主祭神、知恵神社、弁財天社、足神神社、八百万の神が祀られており、足神神社では足腰に、八百万の神は頭痛にご神徳があるとされております。

< チェックポイント >

◆本殿、舞殿、絵馬殿などの建造物は国の登録有形文化財。三十六歌仙図絵馬や神馬図絵馬は泉佐野市の指定文化財。
◆蟻通神社オリジナルイラストがあり、お守り、絵馬、御朱印スタンプなどに使われている。
◆知恵比べで国を救ったとされるこの蟻通伝説から学業成就に訪れる方も多いという。
◆足神神社があり足に不安のある方がお参りに来られ「足腰守」人気。
◆八百万の神(やおよろずのかみ)…ご神徳は頭痛、癒し。「頭痛 癒しに、石の祠さま」と書いた看板があり、大人用、子供用のサイズがある。「頭が良くなるように」と頭を入れる人がいるとか。
◆境内の一角に紀貫之冠之渕があり「紀貫之大人令石碑」や歌碑がある。
◆馬上のまま通過する無礼を許さなかった神様について「貫之集」新潮日本古典集成に残っている。
◆絵馬殿には地域の中学から毎年奉納されている大きな絵馬がある。3年分をそこで見ることができる。

< 近隣のおすすめスポット >

飲食店/神社仏閣/宿泊施設etc.

門屋 café 郷音

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